どもり

どもりは直らないのか?

私がどもりであることを認識したのは、小学校5年頃だったと思います。
ある日突然、みんなの前で発表するとき「ぼくは・・・」の『ぼ』がつっかえて出てこない。
「ぼ・ぼ・ぼ・・・」口をとんがらせるが苦しい、自分でもなぜだかわからず、子供心にずっと
その不安を抱えたままそれ以降もずっと苦しんで過ごしてきました。
うちは父親がどもるので、昔からそれが無意識のうちに気になっていて、気がつくと
自分も同じようにどもるようになってしまったように思います。

中学、高校、大学と人知れずどもりのせいで、かなり苦労させられました。
言いたい言葉もどもってしまってスムーズに出てこないため、別のしゃべりやすい言葉に
置き換えてしゃべったり、どもりを隠して軽やかにしゃべろうと調子をつけてみたり・・・

だけど、どうしても特定の文字が最初につく言葉が口から軽やかに出てこないのが
自分でも情けなくて、陰で独り言のように練習していました。

どもりと仕事、就職・・・

学生時代にはどもりのせいで人の名前もなかなか最初の一文字が言葉になって
出てこなかったり、「いらっしゃいませ」の『い』でさえ、緊張すると出てこなくて
接客業のバイトを避けるようになっていました。
力仕事でお客さんとしゃべらなくていいような仕事をいつの間にか無意識に選ぶようになって
しまっていた
んです。
自分がやりたいことをどもりのせいで避けなければいけないというのは、自分の人生において
すごく大きな損失だと思います。

しかし、就職活動の時期にはそうも言っていられなくなりました。
どうしても学部柄、選択肢はほぼ営業職になってしまいます。
どもりさえなければ、人と話をするのは大好きだったので問題はなかったのですが
「どもりのせいでうまくいかないのでは?」という大きな不安を抱えながら、営業職として
就職活動を行いました。

最初の難関は、まず会社名。
言い出しでつまづくような社名の会社は、どんなに興味があっても受けることができません。
万一受かっても、電話に出るときや社名を名乗るときに、自分の会社の社名すらスムーズに言えない
営業なんて・・・どもりはそんなことまで考えなきゃいけないんですよね。

どもりと電話

実際に就職してみて困ったのは、やはり最初に心配していた通り『電話』でした。
営業や事務職でどもりにとって辛いのは、電話での会話がスラスラ出てこないこと。
どもらないように、と気にするほど「はい、○○です。」の”は”さえもつっかえてしまうんです。

電話が鳴る度にビクビクする、自分が出なきゃいけない・・・
すっかり私はどもりのせいで電話恐怖症になってしまっていました。
正直『もう辞めたい』と何度も考えました。


どもり恐怖の電話を克服、もう仕事を辞めたいなんて考えない!メニュー